間取りの際、陥りやすい個所
2014-11-05
さあ、正解は「階段」です。
旧家などに行くと、1間(1820mm)の長さで約2.5mの床を上がらせる急な階段があります。犬山城のように、防御目的でわざと急にしてあるのもありますし、そもそも民家では昔は2階建は珍しく、あっても天井裏部屋(納戸)への登り口ととらえられてきました。
現行の建築基準法では、住宅の場合、
①階段幅は75cm以上(有効幅=壁面から壁面)
②蹴上(けあげ)・・1段の高さは23cm以下
③踏み面(ふみつら)・・1段の奥行き広さ(有効に足がのる部分)は15cm以上
となっていますが、このぎりぎりで作るとすごく急な階段になります。
私はいつも蹴上を22cm~18cm、踏み面を25cm~30cmで作ります。
この寸法(実は組み合わせのバランスもあって、これは企業秘密(笑))でいくとゆったりとした上り下りができます。
階段の登り口、降り口などを加味しますと、実は階段スペースは意外と面積をとります。
