仕上げ材の勉強会
2015-04-09
Fさん邸では、壁の仕上げにクロスを使わず、「塗り壁」を使用します。
それも、購入するのに講習会を受ける必要のある材料です。
それはただ単に顧客獲得のためではなく、本当に正しく使ってほしいから、との「日本夢ファクトリー」柴田社長の思いがあります。
私は静岡に行って講習を受けてまいりました。
この素晴らしい材料、一部FさんがDIY(自分で施工すること)で自宅の壁を塗ります。
日本夢ファクトリーさんのHP。ダイアトーマスのページです。
建て方後に戻ります。
2015-03-15
さて、説明に時間のかかりすぎた基礎工事を終え、建て方を終え、木工事に入ります。
建て方の終わった後は「すじかい」(縦の斜め材)や「火打ち」(水平の斜め材)を取り付けて木組みを安定させます。
この時、現行法律で取り付けが義務付けされている補強金物もいれていきます。
当社は「補強金物」はあくまで「補強」と考えていて、すじかいや火打ちは昔ながらの仕口で梁・柱に緊結していきます。金物に頼り切る仕事はしません。
また、阪神大震災のときに建物が基礎から浮き上がり転倒崩壊した教訓からできた「ホールダウン」金物もこのときに取り付けます。
土台を貫通して直接基礎から柱を固定するもので、これは有効に働きます。
基礎の打ちあがり
2015-03-06
基礎コンクリートを打設して(強度・季節にもよりますが)5日目に型枠を外しました。
きれいに打ちあがりました!
型枠やレベルコンクリートのため下げていた周辺地盤を良質の砕石で埋め戻します。
今回は「布基礎」と言われる種類ですから、床下には通常防湿コンクリート(厚み5cm程度)を打ちますが、Fさんは自然のままに土からの空気の流れを阻害したくないということで、これを無くし、その代り熱で自動開閉する床下換気口をつけて、床下の空気がいつも清浄になるようにしています。
また、床で基礎が無い部分には束石(コンクリート製)を置き、ここに床下地の束(床下地の大引(おおびき))を支えます。
コンクリート打ち①ベース
2015-02-10
いよいよ基礎のコンクリートを打ちます。
立ち上がりも含めた一体型打ちが理想なのですが、今回は基礎高が約80cmと高く、幅も17cmと大きいので、ベースを打ち、然る後に立ち上がりを打つ工法を取りました。
ベースは基本幅60cmで高さ20cm。型枠の収まりがつかないところは幅を伸ばしますので、これ以上大きい個所もあります。
コンクリートはコンクリートポンプ車を設置し、フレッシュコンクリート(工場できちんと管理されて混ぜられたもの。いわゆる”生コン”です)をミキサー車にて工場から運び入れ、打ち込みます。
打ち込む際には木槌でたたいたり、バイブレータといわれる振動発生器でコンクリートを隅々まで流し込みます。
これを「締固め」といいます。
締固めをしっかりしないと、ジャンカ(豆板。いわゆるコンクリートの中の骨材が表にでてきて、セメントが回り切っていない状態。本来の強度を発揮できない)になりますから、きちんとしなければなりません。