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Fさんちの新築日記

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床組

2015-04-27
内部はまず床組から始めます。
きちんと作業床がしていないと危険ですし、作業がやりにくい仕事はいい仕事にはつながりません。
 Fさんの床はすべてヒノキ単一フローリング(厚み2.5cm)の直貼り。
直貼りとは、土台や大引きの上に、根太(ねだ)といわれる下地材(4.5cm角が多いです。)を尺間(しゃくま・約30.3cm)ピッチに打ち、その上に床材を貼り付けるものです。)を付けないで直接フローリングを貼る工法です。
 
 そのため仮設の足場板、合板をならべて作業床を作ります。
 
床組は、床束(ゆかつか)に樟(くすのき・防虫剤の「樟脳」の原料になる木です。虫を寄せ付けません。)を使用し、大引きを支えます。
 
大引き(10.5cm角材)の間に流れているのは断熱材のための下地。構造材ではありません。
 断熱材(セルロースファイバー)についてはまた後日・・・。

サッシ取り付け

2015-04-22
次にサッシを取り付けます。
これで外部と内部が区画され、雨仕舞が完了します。
すなわち、内部の仕上げ工事が開始されます。
 
 まずは内部の壁の下地工事です。

外壁の水仕舞

2015-04-20
 
さて、耐火のために石膏ボードを張りましたが、このボード、水には弱いです。
 そこで表面に「透湿防水シート」を貼ります。
これは湿気は通しますが、水は通さない、というものです。
水下(すなわち下から)貼っていき、上を張るときは必ず15cmほど、上のシートを重ね貼りします。
 今回はここまでとんとん拍子に進み、サッシが間に合わなかったので開口部周りは余裕を持って残し、サッシを取り付けたのちシートを被せます。
 開口部まわりには両面防水テープを貼り、さらに防水性を良くします。
ここまですれば暴風時の雨水進入も大丈夫!!

火に強い外壁のために

2015-04-18
 
木摺を打ったら、次は石膏ボードを貼ります。
法律により、隣地からの「延焼の恐れのある部分」は一定時間延焼が起きないように仕上げなければなりません。
 ここでは不燃材料の認定をうけた石膏ボード(プラスターボードともいいます)を貼っていきます。

外部木摺取り付け

2015-04-17
木組みが固まったら、外壁に木摺(きずり ひのきで厚み12mm、幅9cm)を斜めに打ちつけます。
 通常ならば構造用合板を打ちつけるのですが、Fさん邸では合板を一切使いません。その代わりとして、合板ができる前に使われていた材料を使用します。
 ななめに取り付けることにより、揺れに対しての抵抗力が増します。
 また、仮に水が入ったりしても合板のように剥離して弱くなり、構造材としての役割を無くすこともありません。

カトウ・綜建株式会社
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建築業(木造住宅の新築、増改築)
ウッドデッキ・ミニハウス

総合建設業 般-29第9150号
一級建築士
一級建築施工管理技士
岐阜県木造住宅耐震相談士
監理技術者

建築士会インスペクター登録者
住宅エネルギー技術者講習修了者
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