配筋検査
2015-01-27
あけましておめでとうございます。
・・どうしても年末年始は仕事が混んでなかなか更新ができませんでした。と言い訳です(笑)
さて、戻りましょう。
配筋が済みましたら、配筋検査です。
自主検査、監理者検査を受けますが、もうひとつ「瑕疵担保保険」の検査も受けます。
「瑕疵担保保険」とは、耐震偽装事件の結果できた制度です。内容は細かくなりますのでここでは割愛しますが、今は家を作るときには義務化されています。
Fさん邸の検査はいずれも合格でした。
次回はいよいよコンクリート打ちです。
基礎配筋工事
2014-12-15
次の工程は「配筋工事」です。
基礎は鉄筋コンクリート。今回は布基礎のため、先に鉄筋を組みます。
設計図に従い配筋し、開口部には補強筋(割れ止めのために入れる鉄筋)を
入れます。
レベルコンクリートと墨だし
2014-12-09
さあ、掘削が終わると砕石を敷いて、締め固めます(「転圧」といいます)。
Fさんの土地は良質の砕石がすでに転圧されていましたが、掘削によって地盤が多少乱れましたので、整地したのち転圧しました。
そしてここに墨だし(地面や床に墨でしるしとか、線を打つこと)のためのコンクリート、「レベルコンクリート」を打ち込みます。
これはあくまで墨だしのためのコンクリートなので、厚みは5cmで、鉄筋は入っていません。
レベルコンクリートが硬化したら、ここに基礎の形を墨にて書き込みます。
ちなみに墨だしの道具「墨壺」は、江戸の昔から材質は違えど使い方は同じです。
日本古来の、道具に対する知恵ですね。
基礎工事①丁張・掘削
2014-12-05
いよいよ基礎工事に入ります。
その前に「丁張(ちょうはり)」という作業があります。
建物の位置と高さを木の杭と貫(ぬき)=7cmほどの幅の木を組み合わせて、現場に組みます。
基準となる高さポイント、基準となる境界線から建物の位置を出します。
写真では、敷地の端に打ってある木の柵みたいなものです。
これでFさんに立ち会っていただき、建物の位置と高さを、どこの基準から出したかを説明して承認をいただきました。
当社では施主さんに時間の許す限り確認していただいてから工事に入るようにしています。
いよいよ「掘削」(くっさく=地面に基礎の穴を掘ること)です。
基礎の地中に埋まる部分を「根入れ」といいます。
この根入れが基礎には重要で、きちんとそれぞれの基礎で決まっている最低寸法がありますから、その寸法と、下に打つレベルコンクリート(一般には「捨コン」といいますが、僕は個人的にこの呼び方が嫌いなのでこう読んでいます。いわゆる「墨だし」(=地面に基礎の線を描くこと)のために打つコンクリート)の厚み5cm、必要であれば更に下の砕石の分まで掘り、幅は作業ができる分まで掘ります。
地盤調査
2014-11-28
間取り(設計)の打ち合わせをしながら、現場では地盤の調査を行います。
この「地盤調査」、かつては任意だったのですが、「瑕疵担保保険への加入」が義務付けられてからは、実施報告が義務化されています。
実は今回Fさんは、工務店を探す前に自分で調査業者に依頼し、調査をしておられました。
土留を施工したのち、再確認で行ったのがこの写真です。
方法も、もっとも一般的な「スウェーデン式サウンディング試験」を始め選択できます。
この調査により、基礎の方針が決まります。
すなわち、べた基礎、布基礎だけでいいか、地盤補強は必要か。また、必要ならばそれはどんな工法が望ましいか?費用はどうか・・・。
仮設工事(足場など)と同じく、基礎工事は目に見えない部分だけに予算をあまり回したくないな~と思いがちですが、やはり基礎は大事です。
大木が立っていられるのはやはり根がしっかりしているから・・・。
Fさんの地盤は特に地盤補強は不要との診断結果が出ました。
いよいよ基礎工事です。
Fさんは「布基礎」を希望されました。