社長の現場日記
作り浴室の腐朽部の取り換え・補強
2014-10-26
まず、腐朽した土台・柱を撤去します。
今回は管柱(くだばしら)といわれる、比較的荷重負担の少ない柱でしたが、近くの基礎と梁を油圧ジャッキで支え、健全な柱(ヒノキ)に交換しました。(1枚目写真右の柱)
そののち左の間柱も撤去、壁を新規に起こしました。
また、もともと変形な形状をしていたコンクリートブロック基礎を撤去し、ユニットバス用に1間(1けん、1820mm)4方になるように鉄筋コンクリート基礎をつくり、そこに土台・柱・筋違をいれて耐震壁としました。(写真2枚目)
いままで私が施工した昔の作り浴室の木部分はほとんどが腐朽していました。
浴室のリフォームを行う際は必ず解体時に木の様子を確認することをお勧めします。
浴室は家屋の隅にあることが多く、ねじれた時の変位(移動)が大きいため、耐え切れなくなる恐れがあるため、単にユニットバスにした!というのではなく、その際に必ず手を入れてください。
耐震補強だけではなく・・・
2014-10-10
薄い壁の補強方法~金属板の出番!!
2014-09-20
構造用合板の取り付け
2014-09-16
検査が終わればいよいよ構造用合板を貼ります。
設計図書に従い、決められた断面の下地材を決められた釘で決められた間隔で取り付け、さらにその上から構造用合板(厚み12mm)を、また決められた釘で決められた間隔で取り付けます。
必ず、柱から柱、土台、または梁から上の梁までを緊結し、耐震壁を作ります。
補助金検査
2014-09-15
金物を取り付けた後に、構造用合板を貼り付けたら耐震壁の完成なのですが、合板を貼ってしまうと内部の金物を見ることができなくなります。また、「補助金」はいわゆる税金を財源としていますから、当然管理者(今回は各務原市さんです)の検査を受けねばなりません。
というわけで、金物を一通り取り付けたら検査を受けます・
今回の検査官は各務原市都市計画部建築指導課の方です。
耐震設計者(工事監理者)立会いの下、計画図面と整合しているかどうか、変更点があればその理由と再計算表をチェックされます。
おかげさまで合格です。
市の方いわく、やはり耐震調査を受ける方は多いが、耐震工事にまで進まれる方はまだまだ少ない、そうです。
補助金制度化されてすでにだいぶん経ちます。耐震化は地震のみならず、台風や爆弾低気圧にも効果はありますし、家の「人間ドッグ」としても効果もあります。
ぜひ受けていただきたいものです!
できれば、「施工者」の欄に「カトウ綜建」と書いていただいて(笑)